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簿記ってなに?

会社を経営している友達とお酒を飲んだ時に、
「ここの代金は会社の経費で落とせるから、おれが払うよ。
領収書はおれの会社の名前で切っておいて。」

と言われ、
「かっこいいなあ・・・。でも、会社の経費で落とすってどういうこと?」
と思ったことありませんか?

私は、実際に経理の仕事に就くまでは、
この、経費で落とす・・・とはどういうことなのか、ピンときませんでした。

社会人になっても、会社のお金に関すること(つまり会社の経理)については
経理の仕事をしている人以外は、よく分からない人が多いと思います。

なぜなら、日本の小学校から大学まで(商業高校や大学の経済学部や商学部
などを除いて)お金の教育を一切受けないまま、社会人になる人が多い
からです。

さて、経費で落とすってどういうことか。

例えば、1万円の飲み代を経費で落とす。
=会社のお金で1万円の飲み代を払うということ
=会社が会社を運営するために使ったお金(=経費・費用)が1万円発生するということ
=もし会社がもうかっている(利益がある)場合は、その利益が1万円分少なくなるということ
=利益が少なくなるということは、利益に対してかかってくる税金(法人税や所得税など)が少なくなるということ

つまり節税になる・・・ということです。

この税金額を決定するために、会社や個人事業者は、どれくらいもうかったか、または損をしたかを計算します。それを決算といいます。決算は年1回行われます。



決算とは簡単にまとめると

収入ー費用=利益(収入>費用の場合)
収入ー費用=損失収入<費用の場合)

を計算して利益または損失を算出→算出した利益の額や損失に応じて税金額を算出する
算出した額の税金を税務署や自治体に支払う

ということなのです。


また、この決算を行うことで、会社は経営状態を知ることができ、
今後の会社の方向性を決定することができるのです。

だから、決算は会社にとって、とても大切なことなのです。

その決算をするためには、
日々会社に出入りするお金を細かく記録しておかなくてはいけません。

商品をいくらで仕入れ、いくらお金を払ったのか。
商品をいくらで売り、いくらお金が入ってきたのか。
会社で使うコピー用紙を買って、いくらお金を払ったのか。
銀行からいくら借金したのか。
従業員にいくらお給料をはらったのか。
・・・・などなど。

日々、お金の出し入れ(取引)※を記録し、
決算報告書を作成するまでの記帳方式を簿記というのです。

簿記には様々な決まりがあり、その決まりを学ぶのが簿記の勉強。
簿記の決まりを守って、きちんと記帳できるかどうかを試すのが
簿記検定試験なのです。

※実際は、お金の出し入れのない取引もたくさんあります。

例えば、商品を売って、後でお金を支払ってもらう場合(これを「掛けで売る」といいます)。
この場合、商品を渡した時点で、お金は入ってきませんが、後でお金が入ってくるということで、商品引き渡した日付けで記録を残します(これを「発生主義」といいます)。
上記では、分かりやすくするために、お金の出し入れ=取引と書きましたが、お金の出し入れのない、会社と会社のやりとり、会社と銀行のやり取りなど、すべてを「取引」といいます。

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