商業簿記とは、商企業(商品売買業)で使う記帳方式のことです。
商品売買業とは、商品を仕入れ、それを販売して収入を得る企業のことをいいます。
八百屋さんを例にすると・・・
市場で1個100円でリンゴを仕入れてきて、それを1個120円で売った場合。
収入(120円)-仕入高(100円)=20円 利益(もうけ)は20円になります。
大型スーパーから小さな駄菓子屋さんまで、商品を仕入れて、それを販売して利益を得る企業はすべて商品売買業になり、商業簿記を使って記帳を行います。
工業簿記とは、工企業(製造業など)で使う記帳方式のことです。工企業とは、材料を仕入れてきて、従業員が労働することによって製品を作り、その製品を販売して収入を得る企業のことをいいます。
洋服制作企業を例にすると・・・
洋服の材料である布や糸を1000円で仕入れてきて、それをミシンで洋服に仕立てた場合。
材料費 1000円
労務費 4000円(時給800円の従業員が5時間かかって制作した場合)
合計 5000円(これを製造原価といいます)
洋服を仕立てるのに、5000円かかっているわけですから、5000円を超える値段で売らないと利益は出ないわけです。
これを6000円で売ったとすると、
後は商業簿記とやり方はいっしょで・・・
収入(6000円)-仕入高(5000円)=1000円 利益は1000円になります。
この製造原価を求めるために、企業は原価計算表というものを作成します。
先ほどの洋服制作企業の例は、本当にシンプルにした形ですが、
実際は、材料費と労務費に加えて、その他の経費も入ってきます。
その原価計算の方法をマスターするのが難しいのです。
簿記2級が簿記3級よりもかなり難しくなると言われるのは、
この原価計算が入ってくるからなのです。
